「サンタがウチにやって来る!」  

助産師 アリエルさんからの心温まるサンタのお話しです。

もうすぐクリスマスです!
我が家の娘(5歳)ですが、まだ完全にサンタクロースの存在を信じています。
12月に入るとつたない字でサンタさんへの手紙を書き、そっとクリスマスツリーのそばに置いています。
「さんたさん いいこにするので(ここは私の吹聴です) ぷりきゅあのどれす ください」 
サンタさんが読んだとしたら、何が欲しいのかわからないような字です。

そしていよいよ24日の夜・・・。
普段はあまりやる気を感じさせない我が家の旦那様。
しかし、なぜかこの日は気合が入ります。やはり娘の喜ぶ顔を見たいのでしょう。
みんなでケーキとチキンを食べてひとしきりクリスマス気分になったら、娘はいつものようにパパとお風呂に入って早々にお布団に入ります。「いいこ」にしないとサンタは来ませんからね!
「サンタさん、くる?」いつもよりやや興奮気味でなかなか眠れない様子。でもしばらくするとぐっすりと眠ってしまいます。

娘が寝ついて30分くらい経つと、いよいよ夫の出番です。
東急ハンズで購入した、よれよれのサンタの衣装、付け髭を装着。体型でバレないように、下に何枚も着込んで太ったサンタに変身です。深く帽子をかぶり、顔は完全に隠します。背の高い夫は衣装のズボンが短く、寒そうに黒々と見えるすね毛が、日本人丸出しです。(サンタはやっぱり欧米人ですよね!?)

夫の計画では、ベランダからプレゼントを持って部屋に入り、私が娘を起こし、娘が眠い目をこすりながらプレゼントを受け取り「サンタさん、来てくれてありがとう!」と言う。そしてまた窓からベランダへ出て空へ帰っていく。翌朝目覚めた娘が「サンタに会った!」と興奮気味に話す・・・というものです。

細かいところが見えないように家中の電気を消して、夫が白い袋を担いでベランダから寝室へ入ってきます。すかさず私が「たいへん!サンタが来たよ!起きて起きて!」と娘の肩をゆすります。しかし熟睡した子供はちょっとやそっとじゃ起きません。声を出すとバレると思うのか、夫がジェスチャーで「もっと激しく揺すれ!」と私に指示します。私は「起きて!サンタさん帰っちゃうよ!」と娘を抱き起こして揺すります。白目をむいた娘が、何か夢を見ているのかよだれを垂らして半笑い・・・私も笑いそうになりますが、必死な夫を前に笑うこともできず、こらえます。再度「もっと揺すれ!!」とジェスチャーで指示。もうここまで来ると完全に親のエゴです!しばらくして、白目をむいた娘の目がうっすら開きました。夫がすかさずプレゼントを差し出します。腹話術の人形と化した娘が私に支えられながら無言でプレゼントを受け取ります。夫は満足そうに娘の頭をそっとなで、手を振ってベランダから出て行きます。
寒空の下、ベランダでサンタの衣装を脱ぐ夫のうしろ姿がおかしいやら、悲しいやら・・・。

翌朝、目覚めた娘はプレゼントを見て、「あ~!サンタさん来てくれたんだ!」と大興奮。
夫が娘にしつこく昨夜のことを聞きますが、実際サンタさんに対面したことはまったく記憶にない様子。
脱力するパパサンタ・・・。
昨年、一昨年と我が家のクリスマスはこんな感じでした。
今年は夫のリベンジなるか!?機会があったらまたご報告いたします。

by booska1958 | 2007-12-10 00:01 | スタッフから | Comments(0)

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