「災害時における乳幼児の栄養」を改めて読んで。

母乳の放射能の問題が取り上げられてから
改めて読み返しました。

IFEコアグループが2007年2月に作成した
「災害時における乳幼児の栄養
 ~災害救援スタッフと管理者のための活動の手引き~」の翻訳文があります。
2008.2.10に発行されました。

http://jalc-net.jp/dl/OpsG_Japanese_Screen.pdf

私には震災前までにはこういった手引きは発展途上国向けのもののように感じていました。
でも今回のような大規模な災害が起これば、
「先進国も発展途上国もないな」と強く認識させられました。

母乳に関する放射能測定も現在大きな集団で行われています。
特に原発に近いお母さん達は不安だと思います。

母乳も不安、ミルクを作る水も不安・・・
まだ、放射能の問題は尾を引きそうなのに、
東電の方からお母さん達や赤ちゃんに対して
何のメッセージもありません。

ワイズレディスクリニックは母乳育児を推進していますが、
決して人工乳を否定はしていません。
お母さんや赤ちゃんにとってなくてはならない時もあります。
正しい情報ソースから正しい判断をする力を
私達は身につけるだけでなく、実行する力が今まで以上に要求されています。

お母さんたちがしっかりした情報のもと
判断できるようにして行きたいと思います。

by booska1958 | 2011-05-21 05:44 | 理事長のプライベート | Comments(0)

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