小阪裕司さんの新刊『お客様の「特別」になる方法』いいです!

私が所属する通称「ワクワク系」こと「ワクワク系マーケティング実践会」。
そのボスが小阪 裕司さんです。

その彼の新刊が出ました。さっそくアマゾンで購入。

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キーワードは「利他性」です。
「利他性」とは、自己の利益よりも、他者の利益を優先する考え方です。
対峙する考えは「利己性」。

グローバル化などによる行き過ぎた個人主義は「利己性」に当たります。
ただ人間は「利他性」だけでは生きていけません。
私は「利他性」と「利己性」のバランスが必要だと思っています。

その「利他性」によるコミュニティが作る顧客とのつながり。
そこには他人との血縁関係、いわゆる「絆」の存在があります。
この時の「利他性」はお互いに存在します。いわゆる互恵です。
ビジネスにおけるこの辺の関わりについても掘り下げて分かり易く書かれていますし、絆を生む具体的な例まで実践会のメンバーの事例を取り上げて書かれています。

また、私仕事である医療には「ホスピタリティ」という概念があります。
「ホスピタリティ」は「もてなし」とよく訳されますが、私は「目の前の人に寄り添う力」と定義しています。まさに「利他性」であり、「絆」であると考えています。
ですから、この本に書かれていることはよく理解できます。
本来日本人は歴史的にも文学的にも「利己性」の優れた人種だと思っています。
しかしグローバル化とか家族の絆の喪失などで何か大切なものを失いつつあります。
家族ですら疎遠になりがちな日本社会にこそ必要な事が書かれていると思います。

自分たちの振り返りにも良い本です。
興味のある方是非ご一読下さい。

by booska1958 | 2010-11-12 23:51 | 理事長のお氣に入り | Comments(0)

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