人工乳マーケティング規制:WHOコードの完全実施国は19%

人工乳マーケティング規制:WHOコードと言うのがあります。

詳しくはこちらのPDFファイルご覧ください。

http://www.jalc-net.jp/International_code.pdf


今回の調査では、同コードが定める全ての推奨を反映した法律を制定しているのは,報告のあった199カ国中37カ国(19%)に過ぎないという結果でした。

生後6カ月間の完全母乳で育つ乳児は世界で推定38%です。


これはお母さん自身の考えもですが、周囲の環境も影響があります。

今回の報告書によると,2011年におけるWHOコードの実施状況は以下の通りです。

・69カ国(35%)が母乳代替品の広告を完全に禁止

・62カ国(31%)が医療サービスにおいて母乳代替品の無料サンプルの配布や低価格での提供を完全に禁止

・64カ国(32%)が母乳代替品の製造業者から医療従事者へのいかなる種類の贈与も完全に禁止

・83カ国(42%)が母乳育児の優位性に関する説明を母乳代替品のラベルに表示することを要求

・45カ国(23%)が実施・監視システムが機能していると報告。


日本の分娩施設では当たり前のように母乳代替品(いわゆるミルク)が配布されている施設があります。
もちろんワイズレディスクリニックでは無料配布はしていません。
また院内に人工乳や哺乳瓶などをイメージするものは出来るだけ置かないようにしています。

他国のミルク缶を見た事はありますか?
日本では赤ちゃんの写真やイラストが使われていますが、
これは法的な規制はないですが明白なWHOコード違反なんです。

国民皆が母乳育児を理解して、周囲の環境を母乳育児のために変える事が大事ですね。

記事はこちらからです。

http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2013/M46370041/

by booska1958 | 2013-09-22 10:15 | ワイズレディスクリニック | Comments(0)

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