素晴らしい演奏です! 彼の名は新倉 壮朗(ニイクラ タケオ)

彼が演奏しているのはサバールというアフリカの楽器です。
彼はダウン症候群(21トリソミー)という染色体異常を持って産まれました。

私は遺伝に関わる仕事をしていたことは昨日のブログでもエントリーしました。

http://yslc.exblog.jp/17638649/

当然、羊水検査(現在クリニックでは羊水検査は行っていません)、クアトロテストも行い、カウンセリングも行ってきました。
よく「ダウン症は大変だから」とか「知能が低い」とか「長生きしない」とか
偏った情報しかないから仕方がないのかもしれませんが、
カウンセリングしている方ががっかりするくらい情報が違うこともあります。
でも、それを修正しながら、こういった検査は淘汰といういのを目的にしてはいないということを
常にお話しています。

因みに海外での21トリソミーの受け取り方は日本とはかなり違います。
オーストラリアに旅行に21トリソミーのお子さんを持つ方が旅行に行った時に
現地の方が「おおっ!あなた方には天使が降りてきたんですね。」と言われたそうです。
またアメリカでは21トリソミーのお子さんのいるご家庭の離婚率は一般に比べると低くなるということです。
また養育システムも確立されています。

また、このブログで以前紹介した佐野 有美さんは先天性の四肢欠損症です。

http://yslc.exblog.jp/17409686/

この先天性の四肢欠損症も早く診断がつくとこの世に生を受けることないことがあります。

私達が障害のない子を産みたいと思う氣持ちは当然です。
でも、この世に生を受けたものは必然があるからこの世に生まれて来るはずなのです。
もちろん、家族の大変さも理解しています。
しかし、大変に思わずに受け止めていく家族の方々の姿は美しさを感じます。

この映像を見て下さい。
彼がいないことが想像できますか?
こんなに人々に感動を与える彼がこの世にいることに私は感謝しています。
少なくても私はこれだけのオーディエンスを感動させることは出来ません。



「タケオ君、産まれてきてくれてありがとう!素敵な演奏ありがとう!!」

by booska1958 | 2012-06-11 00:01 | 理事長のお氣に入り | Comments(0)

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