直島の人の情け②

直島でのお話。
一昨日書いたように、島の案内をわざわざやってくれた三田さんと
宮之浦で別れた後です。

「ゆうぽん」と磐田コンフェクトに行きました。
ここは島で唯一のケーキ屋さんです。

誕生日、クリスマスにはお世話になりました。
私が忘れられないのが「赤がねまんじゅう」
これを買いに来ました。

そこで、「ゆうぽん」にアクシデント!
「おしっこぉ~」
でもそれが運命を変えます。

たまたま店にいたお客さんが、そばの町立の診療所のトイレ使いなさいとアドバイス。
そこでトイレ済ませて戻ると、
その方に「観光ですか?」と聞かれました。
「いいえ、以前住んでいたので」というと、
「お名前は?」
「瀬川です」
そしたら「私は山下です。昭和33年生まれじゃないですか?」
「確か私の息子が瀬川君、瀬川君と話していたような・・・」
「え?山下君のお父さんです?」
私の遊んだ友達の一人でした!!
しばし、岩田コンフェクトのご主人交えて古きよき時代のお話。

そこを別れて、「ゆうぽん」とまたまた散策。
直島銭湯に入り、そろそろ帰るので
宮之浦港のそばにある住吉神社にお参りしようとしていたら、
「あんた、瀬川君?」と今度はご婦人から声をかけられました。
私「はぁ?」見た事のない方です。
「山下です。捜しました」
なんとご主人から聞いて島中を車で2周して探し回っていたそうです。

是非、うちにと言われたのですが、船の時間があります。
「ゆうぽん」にはご主人からお土産をいただきました。
一郎の電話番号が今はわからん、教えられんと残念そう。
いいえ、その氣持ちだけでもと言ってお別れしました。

それから、船を待っていると、放送で呼び出し。
息子(私の同級生)は東京にいるので連絡してくれと
電話番号を教えてくれました。

本当に感謝です。
同級生とはいえ、1・2回遊びに行き来しただけです。
それだけでも、よく来てくれたと涙ながらに話してくれる。
ありがたかった、温かかった・・・

「直島」の由来は。その昔崇徳上皇がこの島に流された時、島の人たちが尽くしてくれ
その素直な心に感銘し、「直島」と命名したのでした。

そんな氣風が今も残っている町。
私のやはり「ふるさと」です。

その夜、ホテルから山下君の自宅に電話、42年ぶりの友との会話。
今度会うことを約束したのはいうまでもありません。

by booska1958 | 2011-03-28 00:32 | 理事長のプライベート | Comments(2)

Commented by 昔の島娘 at 2011-05-30 14:55 x
直島のSちゃんです。
5月の28日29日と同級生ゴルフコンペがありました。
毎年この時期に開催して、今年で21回目です。
今年は山下君が優勝しました。コンペ前夜祭の飲み会では、瀬川君の話で盛り上がりました。
とっても懐かしかったです。
また直島に来られる機会がありましたらお会いしたいですね。
Sちゃんは、島娘のひとり言っていうブログをやってます。最近は2人めの孫が産まれて忙しくて更新できてませんが、直島のことを書いてます。懐かしい景色もありますよ。
       瀬川君の「ふるさとの島娘」より
Commented by booska1958 at 2011-05-30 18:47
もしかしてSちゃんてSちゃんですか?いやあ驚きました。しかもブログまで!更新待ってますよ!
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