福島原発事故による妊婦・授乳婦への影響について

昨日のWHOとIAEAの声明を見ても今の状態であれば、
日常生活は問題ないと思います。

何度も繰り返しますが、状況は変化しますので注意深く情報を聞き、
慌てることなく行動して下さい。

産婦人科医会からも情報提供があります。
詳しくは、こちらからご覧ください。

http://www.jaog.or.jp/News/2011/sinsai/fukusima_0319.pdf

要約すると、
①現時点で報道されている被曝線量では、原発のすぐ近くで大量に被曝した場合は別と
して、妊婦、胎児、授乳等には特に悪影響を及ぼさないレベルであること。

②レベル7であった史上最大のチェルノブイリ原発事故の時でも、
約50 キロ離れていれば、健康を守るのに十分であったとのことですから、
50km 以上離れた地域での放射線による健康被害の可能性はほとんど考えなくてよいでしょう。

③数値よりも単位に注意
100 マイクロシーベルト/時間の放射線を10 時間被曝すると、
総被曝線量は1,000 マイクロシーベルト(= 1 ミリシーベルト)

④胎芽・胎児への影響
器官形成期(妊娠初期)であっても100 ミリシーベルト(おおよそ100 ミリグレイ)以下の被曝線
量であれば問題はありません。

⑤防災体制の基準は、原子力発電所で0.5 ミリシーベルト/時間(500 マイ
クロシーベルト/時間)以上の被曝が予測される場合に、緊急事態が宣言。
その周囲については、総量10~50 ミリシーベルトの被曝が予測された時点で屋内待避、
総量50 ミリシーベルト以上が予測された時点では避難とされている。

⑥チェルノブイリ原発事故後20 年の経時的調査による国連のレポートによると、
この事故により、子供の時にミルクを飲んで被曝した人たちの甲状腺がんが著明に増加。
白血病や先天異常児等は増えなかったとの報告

by booska1958 | 2011-03-19 22:51 | ワイズレディスクリニック | Comments(0)

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