岡林 信康と美空ひばり

最近のブログでも書いていますが、美空ひばりのJazzに驚いたのですが、タイムリーにNHKで美空ひばりと岡林 信康の接点を特集していました。

美空ひばりが心を開いてフォークの神様と呼ばれた岡林 信康とつながっていたことは全く知りませんでした。

今回、発売された岡林のひばりカバーアルバムの発表にあわせたプロモーション的な意味合いの番組でしたが、とても良い番組でした。思わずこのアルバムも買ってしまいました。

岡林 信康と美空ひばり_f0141246_4381497.jpg


その中に未発表だった加藤 和枝の歌詞(加藤 和枝は美空ひばりの本名)に曲をつけているのですが、これがまた凄い。
最後の「レクイエム」という曲ですが、この曲の経緯を知るとさらに・・・

TVでは、この歌詞の直筆が出ていました。達筆といわれた美空ひばりが感情のままに書いた文字、しかも作詞には加藤 和枝と書いてあります。
美空ひばりであることに苦しみ悲しみを感じる加藤和枝がそこにはあります。

なんという歌詞なのでしょう。
35年前に書かれたこの歌詞の重さ、岡林氏ならずともそう簡単に曲はつけられなかったでしょう。
本当にその後の彼女の将来を暗示するような歌詞です。
いや、こう書いたからこうなったのかもしれません。重い歌詞ですが、聴いて欲しい曲です。

それ以外は岡林が彼なりに美空ひばりを表現しています。
どれも素敵なアレンジでバックの演奏も最高です。
特に山下 洋輔さんの参加した「悲しき口笛」は涙が出そうです!

これらの原曲も聴きたくなりました。

by booska1958 | 2010-02-23 00:02 | 理事長のお氣に入りのCD | Comments(0)

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