インフルエンザによる心筋炎

新型インフルエンザでは心筋炎の発症に注意が必要です。
心筋炎はウィルスなどの感染により心機能が低下してしまう病気です。
季節性インフルエンザでは心筋炎はあまり起こらないとされていますが、今回の新型インフルエンザについては頻度は高くないものの報告が相次いでいます。

通常の感染性心筋炎では突然死があるくらい予想は難しいこともありますし、特異的な症状もありません。
呼吸器症状に風邪症状、消化器症状、関節痛・筋肉痛などが最初にあり、さらに元氣がない、ぐったりしている時は要注意だと思います。
速やかな医療機関受診が必要です。

国内の子供の重症例には季節性インフルエンザに比べ急激に症状が悪化する場合が多いようで、簡易キットでは陰性でも重症になるケースもあります。
以前(8月21日)にも書きましたが、新型インフルエンザでは簡易キットは偽陰性(罹っているのに反応が出ない)が30%近くあるので、陰性でも十分な注意が必要です。

また、アメリカの疾病対策センター(CDC)によると理由は不明ですが、季節性のインフルエンザは5歳未満の死亡例が多いのに対し、新型インフルエンザは5歳以上方が多いそうです。
日本でも重症例は4歳以上に多いとの報告がでていますが、集団感染が下の年齢に波及してないからとの意見もあり、年齢だけでは安心できないと思います。

by booska1958 | 2009-09-18 06:19 | インフルエンザ関連情報 | Comments(0)

名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。